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病気・医療

ビタミンCで○○がんのリスクが減少!
マルチビタミンのサプリには効果なし・・・?

2014年12月13日 16時00分
Vitamin c gastric cancer

ビタミンCって?

 ビタミンCは、きれいなお肌のもとであるコラーゲンの合成に必要なビタミンです。その他にも鉄の吸収を高めたり、しみのもと「メラニン色素」の合成を抑えたり、美容には欠かせないビタミンとして有名です。

 そんなビタミンC、皆さんはどんな食品に含まれているかご存知でしょうか?多くの人は、酸っぱい!レモン!というイメージをもたれているかと思います。もちろん柑橘類にも多く含まれているのですが、赤ピーマンや、意外なものでは明太子などにも多く含まれているのです。

 今日はこのビタミンCが、ある病気の予防にも効果がありそうだという報告を2つ、ご紹介致します。一つは50万人規模の調査、もう一つは40年間にわたる調査で、いずれも非常に大規模な調査の結果です。

1:ビタミンCで胃がんが2割減った

 米国国立がん研究所の研究グループは、約50万人について、ビタミンやミネラルのサプリメントを飲んだ場合とがんの発症に何らかの関係があるかどうかを、11年間にわたり調べました。これはかなり大規模な調査です。

 その結果、ビタミンCのサプリメントを飲んでいた人は、飲んでいなかった人に比べ、胃がんが2割ほど少なかったということがわかりました。
※マルチビタミンサプリを飲んでいた場合では、この胃がんの予防に効果はありませんでした。
 
 逆に、亜鉛、鉄、カルシウムを飲んだ場合、胃がんになる人は増えている、という興味深い事も合わせて判明しました。

2:ビタミンCの効果?野菜・果物食でも胃がんリスクが減少

 ポーランドの国立食品栄養研究所の研究グループが、1960年から2006年までの、ポーランドにおける食事と胃がん発症との関係を調べて報告しました。こちらも長期に渡る大規模な調査です。

 その結果、野菜や果物を普段から多く食べれば食べるほど、胃がんになりにくいことがわかりました。これは、野菜や果物にはビタミンCが多く含まれているのが関係しているものと考えられます。また、ビタミンCのサプリメントを飲んでいた人でも胃がんになりにくい傾向が確認され、やはりビタミンCが胃がんの予防に効果的であろうことが示されました。


 以上の2つの結果を見ると、ビタミンCは胃がん予防に良いと言えるのかも知れません。
日々の生活の中で、少しずつ意識をして、健康に長生きしていきたいものですね。


参考文献

Dawsey SP et al. A prospective study of vitamin and mineral supplement use and the risk of upper gastrointestinal cancers.
Prev Chronic Dis. 2014 Jun 26;11:E109. doi: 10.5888/pcd11.130293.

Jarosz M et al. Impact of diet on long-term decline in gastric cancer incidence in Poland.
World J Gastroenterol. 2011;17:89-97.

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