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病気・医療

病は気から・・・?「期待感」でパーキンソン病の症状が改善!

2015年01月26日 15時00分

気分がすぐれないと体調まで悪くなってくる・・・というのは誰しも経験があるのではないでしょうか。今回、パーキンソン病という脳の病気において、「期待感」を持つことがその症状を改善させるという報告をご紹介します。


写真はイメージです。記事と直接の関係はありません。(写真 Bryancalabro/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

病は気から?

「病は気から」と言いますが、気の持ちようで本当に病気の症状が軽くなったりするのでしょうか?
米国のコロンビア大学の研究グループは、「期待感」のみでパーキンソン病が良くなる可能性があると、科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスで報告しました。

「期待感」は重要

人が行動するとき、「期待感」は強力な影響力を持っていると考えられています。何か行動を起こすとき、その行動で得られるメリット(報酬)への「期待感」で前向きになり、行動できるというのは、皆さんも感じた事があるのではないでしょうか。

この、何かをする事で得られる報酬に対する「期待感」を感じるのには、脳内のドーパミンという物質が重要である事は知られており、このドーパミンは期待感のみで脳内に増えてくる、という事もわかっていました。

「期待感」だけで脳が活性化した

では、この期待感と病気には何か関係があるのでしょうか?研究者たちは、脳内のドーパミン量と強い関係にある、パーキンソン病という疾患に着目しました。

ドーパミンは脳内の神経細胞同士の情報伝達に大きな役割を担っており、パーキンソン病は、脳内のドーパミン量が低下し、神経細胞同士の情報伝達がうまく働かなくなっている病気です。
研究グループは、ドーパミン量が低下してパーキンソン病になっている人を対象にして、ニセ薬を使う事で、「期待感」によるドーパミン量増加の効果を調べました。機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)などを用いて、脳の活動について調べた結果、ニセ薬を飲んでいるパーキンソン病の患者では、薬が効くはずだという「期待感」のみで脳の機能が高まり、症状が改善されていることがわかりました。

今回の成果は、パーキンソン病については、期待感のみで症状が改善される可能性があることが示されたインパクトのあるものでした。
日頃から期待感を持ちながらプラス思考でいると、脳が本当に元気になっていくのかもしれませんね。


参考文献

Schmidt L et al. Mind matters: placebo enhances reward learning in Parkinson's disease.
Nat Neurosci. 2014 Dec;17(12):1793-7. doi: 10.1038/nn.3842.

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