• 管理栄養士
  • 飲酒
  • がん
食事・生活

【管理栄養士コラム】あなたは知っていますか?
意外と知らないお酒の良いところ、悪いところ

2015年01月14日 12時00分
Beerlao free 1

 新年会など飲酒の機会がまだまだ続くシーズンなのではないでしょうか。ついつい飲みすぎてしまっても「1年に1度だから・・」とコップを片手にご挨拶を交わされている方も多いかと思います。
今回は、「お酒はNG!控えましょう!」だけではなく、意外と知られていないお酒の良いところも含めて、お伝えしていきます!


お酒の良いところ

①コミュニケーションの潤滑油になる
楽しい食卓で、料理も一層おいしくいただけます。

②適量であれば健康に良い
1週間に7合程度の飲酒は、糖尿病、心筋梗塞、アルツハイマーの発症リスクを低減するといわれています。1日1合とは、ビールならジョッキ1杯(500ml)、日本酒なら1合(180ml)、焼酎なら0.6合(110ml)、ワインならグラス1~2杯(180ml)程度です。

③ほろ酔い状態がストレス解消になる
個人差は大きいですが、血中のアルコール濃度が20~40mg/dlになると爽快な気分(陽気程度)になるといわれています。酒量としては上記の1合程度、つまりビールならジョッキ1杯、もしくは日本酒1合程度です。
 この倍量を飲むと一般的にほろ酔い気分(血中のアルコール濃度50~100mg/dl)となり、抑制がとれて飲みすぎにつながりやすいようです。新年会は「心が酔ったところで、さっと切り上げる!」がコツとなりますので、1次会程度でお開きとすることがポイントです。

Drinking beer peg93

楽しいだけでなく、上手に付き合えば体にも良いのがお酒なのです!(写真:Peg93/はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)

お酒の残念なところ

①アルコールは意外とエネルギー(kcal)が高い
炭水化物は1g=4kcal、アルコールは7kcal、脂質は9kcalです。また、アルコールは体温を上げるためのエネルギーにはなりますが、体内で糖質に変換されることはないので、活動時のエネルギー源にはならないといわれています。

②お酒は内臓脂肪を増やしやすい
アルコールは肝臓で分解されますが、その際に中性脂肪が合成されます。よって、血中の脂質(中性脂肪)が上昇したり、内臓脂肪の増加、特に脂肪肝になりやすいといわれています。おつまみを食べないので体重は多くはないけど、「脂肪肝」と指摘を受けたことのある人は、お酒の量を振り返ってみましょう。

③適量を過ぎてしまうと、ガンの発症リスクが高まるといわれている
日本人の男性で1日あたりの平均アルコール摂取量が1合程度(純エタノール量23g未満)の人に比べ、2倍の46g以上で40%、3倍の69%以上で60%程度、がんになるリスクが高くなるといわれています。特に食道がん、大腸がんとの関係が高く、女性では乳がんのリスクが高まるとされています。

④お酒には、体をつくるたんぱく質や体調を整えるビタミン・ミネラルが含まれていない
お酒は、エネルギー量(kcal)以外の栄養素が含まれていないため、お酒中心の食生活では、疲労感が強まったり、風邪を引きやすくなったり、運動しても筋肉が減少するなどの原因となります。

Hangover alvaro+canivell

飲みすぎて二日酔い・・・は多くの方が経験あるのではないでしょうか?(写真:Álvaro Canivell/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 2.0 一般)

新年会シーズンは3つのポイントで!

1.飲酒量は爽快気分まで! 増えてしまってもほろ酔い気分までとしましょう。
  また、飲酒量は飲み会前後の2~3日で帳尻あわせを意識し、1週間で7合程度にしましょう。

2.年末から続いた「飲み会慣れ」を解消しましょう。

3.飲み会では、お酒から摂取できない栄養素は必ず確保しましょう。 
  “おつまみ” の選び方として、野菜料理を2品程度は必須、プラス高たんぱく・
  低脂肪なおかず(焼き鳥などの焼き物やお刺身、豆腐料理等)がおすすめです。

以上、いかがでしたでしょうか?
知識を正しく持って、楽しく健康に、お酒と付き合っていきましょう!


 遺伝子検査MYCODEでは、自分の遺伝子を調べる事で様々自身の体質について知ることができます。例えば、自分がお酒を飲んで顔が赤くなる、お酒に弱いタイプかなどを調べる事ができます。自分の体質を知るのに、遺伝子検査を活用してみるのも面白いかもしれませんね。


疾患や体質の遺伝的な傾向が気になりませんか?
遺伝子検査MYCODEで調べる