食事・生活

病気に関する情報、ダイエット、生活習慣や健康に関する情報、そして遺伝子に関する情報など、幅広い医療・健康情報の中から、食事・生活に関する情報をお届けします。

赤が好き?それとも白?ワインの中でも特に白ワイン好きに共通する遺伝子とはの画像食事・生活

赤が好き?それとも白?ワインの中でも特に白ワイン好きに共通する遺伝子とは

世界中で飲まれているワイン
 ワインは世界でも最も人気のあるアルコールの一つです。ワインの歴史は古く、なんと紀元前7000年ごろにはすでに飲まれていたという記述がある程なのです。もともとはヨーロッパでよく飲まれているイメージが強いワインですが、今では世界で最も人気のあるお酒の一つとも言われています。最近では日本でもワインを飲む事が普通になっていますよね。いくつかの研究では、適度なワインの消費が心疾患やアルツハイマー病の予防につながると報告されており、健康面でも注目されています(※1-6)...

眠気を覚ますだけじゃない、カフェインの意外な効能の画像食事・生活

眠気を覚ますだけじゃない、カフェインの意外な効能

カフェインに脂肪燃焼作用がある?
 コーヒーなどに含まれるカフェインには、中枢神経の興奮・覚醒を促す作用があることは良く知られています。そのカフェインには、体脂肪を分解し、燃焼を促す効果もあることをご存知ですか?

 ある研究によると、カフェイン(8mg/kg)入りのコーヒーを摂取した数時間後に血液中の脂肪量(遊離脂肪酸)が上昇し、優先的にエネルギー源として使われることが明らかになりました(※1)。よって、このタイミングでウォーキングやジョギングなどの有酸素運動(きつく感じない~すこしきつく感じる運動強度)をすると、より多くの脂肪が使われる可能性があります...

毎朝のコーヒーが欠かせないあなた!それって遺伝子の影響? の画像食事・生活

毎朝のコーヒーが欠かせないあなた!それって遺伝子の影響?

世界でも沢山消費されている「コーヒー」!遺伝子研究も盛んに行われています。
 眠気まなこで目覚めた朝もコーヒーを飲んで目覚めスッキリ、朝のコーヒーは欠かせない、そんな方も多いのではないでしょうか。

 これまでMYCODEトピックスでは、コーヒーについての様々な情報をお伝えしてきました。以前、こちらの記事「食習慣にも遺伝子の影響が?コーヒーを飲む量と遺伝子の関係」でコーヒーを飲む量と遺伝子の関係をご紹介しました。今回は、初めて日本人を対象として行われた、コーヒーを飲む量に関連する遺伝子の研究についてご紹介いたします...

【管理栄養士コラム】自分にとって理想的な体型はありますか?~知っておきたい、からだづくりの基礎情報~の画像食事・生活

【管理栄養士コラム】自分にとって理想的な体型はありますか?~知っておきたい、からだづくりの基礎情報~

 現在、自分の体型をどのように感じていらっしゃいますか? また、理想の体型をお持ちでしょうか。健康を維持するうえでも、見栄えが良い体型を目指す上でも、現状を正しく把握し、自分の目指したいイメージを数字目標として掲げるとコントロールがしやすいです。
 今回は、理想の体型を目指すにあたり、3つのポイントを整理してみましょう。
1.いわゆる “見た目の体格” の指標BMI 
 健康管理の視点から、体重を判定する基準が国際的に決まっています。健康診断の結果などで見慣れている方も多いかと思いますが、身長と体重から求めるBMI(Body Mass Index)です...

【管理栄養士コラム】LDL(悪玉)コレステロールが高い原因とその対策の画像食事・生活

【管理栄養士コラム】LDL(悪玉)コレステロールが高い原因とその対策

 健康診断で、「脂質異常症です」と声をかけられたことはありませんか?脂質異常症とは①LDL(悪玉)コレステロールが高い、②中性脂肪が高い、③HDL(善玉)コレステロールが低い状態を示す病気のことです(※1)。
 
 中でもLDLコレステロールが高い状態が続くと、心筋梗塞や脳梗塞、認知症など、さまざまな病気になりやすくなります。今回はこのLDLコレステロールをテーマにお伝えしていきましょう。
1. LDLコレステロールが高いと、なぜいけないの? 
 血液中のコレステロールは、HDLコレステロール(善玉)とLDLコレステロール(悪玉)とがあり、それぞれに役割があります...

【管理栄養士コラム】心筋梗塞の予防のためには、どのくらいの運動をすれば良いの?の画像食事・生活

【管理栄養士コラム】心筋梗塞の予防のためには、どのくらいの運動をすれば良いの?

 あなたは、自分自身の活動量や運動習慣を把握されていらっしゃいますか? また、その運動の“量や質”を振り返ったことはありますか?今回は「心筋梗塞の予防」をテーマに、運動習慣について考えてみたいと思います。

 心筋梗塞は、動脈硬化により心臓の血管に血液の固まりができて血管が詰まり、血液が流れなくなることで心筋の細胞が壊れてしまう病気です(※1)。心筋梗塞の発症には、日頃の運動量と共に“運動能力”が大きく関与しており、運動能力が普通以下の人は、発症リスクが2.2倍高かったと報告されています(※2)...

【管理栄養士コラム】アルコールの増える季節、「尿酸値」に「痛風」、気になりませんか?の画像食事・生活

【管理栄養士コラム】アルコールの増える季節、「尿酸値」に「痛風」、気になりませんか?

 職場や家族で健康の話をする際に「尿酸値・痛風」の話題はとても多いのではないでしょうか。お酒の機会が増えるこの時期に、身近な痛風について振り返っておきましょう。
男性の約60人に1人が『痛風』を経験!
 痛風発作の件数を年齢別にみてみると、男性30歳代がもっとも多いようです。40歳以降になると、血液検査項目にある「尿酸値」が高値な状態(高尿酸血症)で服薬する人が増えるため、年齢と共に痛風発作の件数は減少傾向にあります(※1)。
あなたの痛風になりやすさは?
 痛風発作には、生まれ持った体質(遺伝要因)と食事や飲酒、運動、体型(環境要因)が関与しています...

【管理栄養士コラム】冷えたビールがとても美味しい季節となりました!の画像食事・生活

【管理栄養士コラム】冷えたビールがとても美味しい季節となりました!

 冷えたビールがとっても美味しい季節となりました!

 これまで栄養士として多くの方にお会いしましたが、必ず「お酒はどれぐらい飲まれますか?」とお聞きしています。「全く飲めないです・・・」という方から、「ビール5~6杯に、焼酎3~4杯に・・・、時間があれば朝まで」という方まで様々です。

 MYCODEには、「お酒の強さ」に関する遺伝的傾向がわかる項目が2つございます...

【医師によるコラム】喫煙はそれ自体が病気なのか?の画像食事・生活

【医師によるコラム】喫煙はそれ自体が病気なのか?

 5月31日は世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。日本では5月31日から6月6日までの1週間が禁煙週間となっています。今回は北品川藤クリニックの石原藤樹先生に喫煙の害に関する記事を書いていただきました。
喫煙はさまざまな病気の原因となる
 こんにちは。北品川藤クリニックの石原です。

 今回は喫煙の害についての話です。

 病気というのは、常に遺伝要因、つまり体質と、環境要因との両方が相互に影響して発症するものです。そして、その環境要因の中で、間違いなく最も大きな影響を与えているのが喫煙です...

魚などに含まれる善玉の油は、子どもの肥満予防にも効果的!?の画像食事・生活

魚などに含まれる善玉の油は、子どもの肥満予防にも効果的!?

悪者の油ばかりではない!
 善玉の油として、多価不飽和脂肪酸であるドコサヘキサ塩酸(DHA)やエイコサペンタ塩酸(EPA)、リノール酸などが知られています。

 DHA・EPAはサンマやアジなどの青魚に、リノール酸は大豆油やコーン油に豊富に含まれています。これら多価不飽和脂肪酸には肥満予防効果があると知られていましたが、この効果についてこれまで行われた検証の多くは大人を対象としたものでした。

 米国の研究グループは、子どもを対象に多価不飽和脂肪酸の摂取量と肥満の関連について検証を行いました...