がん

病気に関する情報、ダイエット、生活習慣や健康に関する情報、そして遺伝子に関する情報など、幅広い医療・健康情報の中から、がんに関する情報をお届けします。

手ごわいすい臓がん、早期発見がカギ!親子ですべてのがんに気をつけての画像病気・医療

手ごわいすい臓がん、早期発見がカギ!親子ですべてのがんに気をつけて

手ごわいすい臓がん
 すい臓がんは、初期にはほとんど症状が無いため早期発見が難しく、また転移をおこしやすいため、消化器がんの中で治りにくいがんの代表です。これまでに早期発見や早期治療のために、すい臓がんと遺伝の関係が研究されてきましたが、まだ多くのことが不明でした。
遺伝性のすい臓がんと、遺伝性ではないすい臓がんを比較した研究
 しかし、親子ですい臓がんになっている人たちがある程度の数いたことから、 すい臓がんの発症には何か遺伝子が関与していると考えられていました...

皮膚がんの発生を抑えている重要な遺伝子を発見!の画像病気・医療

皮膚がんの発生を抑えている重要な遺伝子を発見!

皮膚がんの発生を抑える遺伝子とは
宮城県立がんセンター研究所と奈良女子大学の研究グループは皮膚がんの発生を抑えている遺伝子を発見したことを科学雑誌Oncogeneで報告しました。

細胞の中に存在するタンパク質の多くは、「リン酸化」という化学修飾でそれらの働きが調節されていることが知られています。これまでに、がん遺伝子の変異により作られた異常なタンパク質がリン酸化により活発化し、皮膚がんになると考えられていましたが、詳しい仕組みは不明でした。彼らは、このリン酸化に関わる1つの遺伝子が皮膚がんを抑制していると発表したのです...

日本人にも増えている腎細胞がん、予防に良いとされる食べ物は・・・?の画像病気・医療

日本人にも増えている腎細胞がん、予防に良いとされる食べ物は・・・?

腎臓のがん「腎細胞がん」をご存知ですか?
 今回は腎臓のがんのお話です。腎臓は、腰のちょっと上の位置に左右一つずつある、ソラマメ形の臓器です。その主な役割は、血液をろ過して、不要な成分を尿にすることです。この腎臓に出来るがんの一つが「腎細胞がん」。高齢者に多いがんで、日本では、がんで亡くなる人の100人に1人が腎細胞がんです。

 腎細胞がんは、特徴的な症状が無く、早期発見が難しいがんです。日本で腎細胞がんにかかる人の数は、イギリスを除く欧米諸国より低いものの、食の欧米化などに伴い、日本人の腎細胞がんは年々増加傾向にあります...

え、ホント!?テレビを見すぎるとがんになりやすい・・・?の画像病気・医療

え、ホント!?テレビを見すぎるとがんになりやすい・・・?

座っている時間とがんの関係
 ドイツの研究グループは、座っている時間の長さとがんのかかりやすさの関係について報告しました。

 研究グループは、43件の研究報告に含まれる、合計400万人以上の研究参加者からの回答から、「テレビを見ている時間」「休憩のために座っている時間」「仕事で座っている時間」「1日に座っている時間の合計」のデータと、その後がんにかかったかどうかとの関連性を調べました。
大腸がん、子宮体がん、肺がんが増加
 このうち、何らかのがんになった人は約6万9000人でした...

がん治療において医学研究の成果は出ているの?がん生存率の推移を国際的に比較した結果とはの画像病気・医療

がん治療において医学研究の成果は出ているの?がん生存率の推移を国際的に比較した結果とは

「がんの5年生存率」って?改善してるの?
 「がんの5年生存率」という言葉をご存知でしょうか?これは、がんの治療開始から5年間生存している人の割合を示している数値だそうです。

 がん治療において、医療の進歩は著しく進んでいるといわれていますが、果たしてがんの5年生存率は大きく改善しているのでしょうか。そして、国や地域による生存率の差は少なくなっているのでしょうか。

 この疑問に対して、2014年ロンドン大学衛生熱帯医学大学院を中心とした研究グループが調査結果を報告しました...

がんの3分の2は「不運」から起こる?の画像病気・医療

がんの3分の2は「不運」から起こる?

細胞が分裂する数とがんになるリスクの関係
 がんは、我々の体の設計図であるDNAが傷つき、部分的に「変異」することにより発症するといわれています。

 米国の研究グループは、さまざまな組織の元になる、「幹細胞」と呼ばれる細胞の分裂回数と、がんのリスクには関係があることを示し、がんになる要因は、遺伝子や環境的な要因よりも、「不運」が多くの原因を占めているという驚きの報告をしました。
がんになるのは不運、それが最も多い原因!
 幹細胞とは、皮膚、目、内臓、骨などといった様々な組織を形成するそれぞれの細胞を作り出すための、元になる細胞です...

「鬼は~外!」年の数だけ豆を食べたら緑茶をすすってがんもお外へ!の画像病気・医療

「鬼は~外!」年の数だけ豆を食べたら緑茶をすすってがんもお外へ!

がんの女王蜂「がん幹細胞」
がん研究の進歩により、いろいろな仕組みでがんをやっつける、様々な種類の抗がん剤が登場してきています。それなのに、がんの転移や再発との戦いが終わる日は、まだ先のように思えます。どうしてなのでしょう?これまでの研究により、その謎を解くカギは、「がん幹細胞」と呼ばれる、がんの「女王蜂」のような細胞が握っているようだという事が分かってきています。

がん幹細胞は、次々にがん細胞を生み出し、しかも抗がん剤も効かない特殊な細胞です。1997年に白血病で見つかったのを最初とし、その後様々ながんで発見されました...

女性必見!卵巣がんのリスクを下げる食品が判明!?の画像病気・医療

女性必見!卵巣がんのリスクを下げる食品が判明!?

 英国イースト・アングリア大学医学部の研究グループは、女性特有のがんである卵巣がんについて、「フラボノイド」という物質に予防効果があることについて報告しました。
「フラボノイド」とは?
 フラボノイド、という名称、どこかで聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?実はこのフラボノイドという物質は、ある一定の構造をもつ化合物の総称のことであり、その中には数千種類の物質が含まれているといわれています...

サプリメントにはがん予防効果がある?ない?の画像病気・医療

サプリメントにはがん予防効果がある?ない?

サプリメントとがんのなりやすさに関連があるかを調査
 米国の研究グループは、サプリメントとがんのなりやすさについて、1万人以上の人を10年近く調査するという大規模な研究を実施しました。

 研究では、米国に住む50歳以上の男性医師1万4641人をランダムに3つのグループに分け、それぞれ下記のような生活を送ってもらいました...

え、ホント!?化粧品に含まれるアノ成分ががんのリスクを上げる!?の画像病気・医療

え、ホント!?化粧品に含まれるアノ成分ががんのリスクを上げる!?

抗菌作用のある日用品に含まれる「トリクロサン」
 私たちは日頃、せっけん、シャンプー、歯磨き粉から、化粧品、消臭剤、うがい薬、寝具、衣類、カーペット、おもちゃ、ゴミ袋に至るまで、さまざまな「抗菌作用」をうたっている日用品に取り囲まれています。これらの製品の中には、成分表示に「トリクロサン」と書かれているものがあります。
トリクロサンとがんリスクの研究
 トリクロサンは、日本では厚生労働省が使用を認めている抗菌物質です。しかしこれが肝臓がんのリスクを高めるらしいということを、2014年米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究グループが発表しました...